RepoLog│レポログ

研究職サラリーマンが日々感じたことをレポートするブログです。

REPOLOG

日々感じたことをレポートするブログ

100枚以上のレポート作成で身に付いた高評価を得るレポートの書き方をシェアします

f:id:sekkachipapa:20171001221436j:plain

本日は、大学生活やAO入試の際に課されるレポート課題について、高評価を得るための正しい書き方とポイントについて説明します。

まず、レポート課題の評価について大事な事実を伝えたいと思います。

大学の講義で課されるレポートにしろ、AO入試で課されるレポートにしろ、レポートと名の付くものを提出する場合、どれだけ内容が濃くても、正しい書き方で作成されていないレポートは絶対に評価されることはありません。

この事実を踏まえ、本日は、私が大学院時代にTA(ティーチング・アシスタント)として、実際に大学生のレポートを採点した経験と、現在ほぼ毎日仕事上でレポートを書いたり、読んだりする日々を送る中で培った『高評価を得るための正しいレポートの書き方』について、そのノウハウを余すことなくお伝えしたいと思います。

 
評価されるレポートと、そうでないレポートには明確な違いがあるんだよ。

 

 

 

 

高評価されるレポートとは何か

正しいレポートの書き方を説明する前に、是非とも考えて欲しい質問があります。

Question

なぜ大学ではレポートという形式の課題が求められるのか

実は、この答えにこそ、高評価されるレポートの本質がギュッと詰まっているのです。

もったいぶっても仕方ないので、なぜ様々な場面でレポートが課されるのか、その答えを言ってしまうと、

Answer

高校の「勉強」とは違う大学の「研究」に必要な姿勢や力を養うため

ということになります。大学入試で課される場合は、高校生活でどれほど研究を意識した取り組みをしてきているかが問われるわけです。

つまり、「勉強」と「研究」は似ているようで全く違うものなのです。 

では、どのような違いが高校の「勉強」と大学の「研究」にあるのかというと

  • 既知の知識を学ぶ/未知への挑戦
  • 目標は与えられる/目標は自分で決める

というような違いがあります。

 
違いはこれ以外にもあるけど、この2つは特に大事!

 

 

 

つまり、大学で研究に取り組む学生には、自分自身で課題を見つけ、その課題を解決する力が求められるわけです。

そこで、その力が既にどれほど備わっているのかを見るために、AO入試ではレポートが課され、大学ではこうした力を磨くためにレポートを課すわけです。

「レポートが課される理由」を理解することで、レポートを課す(大学・教授)側がどういった観点で評価をするのかを以下で一緒に考えていきましょう。

高評価されるレポートの構成例

「レポートを正しく書く」ということは、正しい構成のもとで課題に対する自らの主張をまとめていくことを意味しています。

 
僕自身、仕事でレポートを書くときは、次の構成を意識して書いています。

 

 

f:id:sekkachipapa:20171002185358p:plain

大学のレポートにしろ、仕事上のレポートにしろ、この6段階で構成されたレポートは、間違いなく高評価を得られるはずです。

では、1つ1つの構成項目ではどのような事を書いていけばいいのか、レポートを書いていく上でのポイントを具体的に解説していきます。

「はじめに」で動機を示す

正しいレポートを書くためには、書き始めに必ず「動機」を示すことが重要です。

「はじめに」とでも見出しを付け、課題設定に至った動機を書いていきます。

こんな事を言われると、「いやいや、動機って言われても、やれと言われたからやっているだよ」と思ってしまうのですが、高評価を獲得するレポートには必ずこの動機が明示されています。

それが例え、教授やAO入試の課題として勝手に設定されたものだったとしても、あたかも自分自身がこの分野に興味を持ち、自ら課題を見つけ出したかのような「動機」を書き込むことで、課題を自分自身の問題と捉えていることを強調することができるのです。

「やれと言われたからやりました」というスタンスで書いているレポートと、「自分自身が興味をもって取り組みました。」というスタンスで書いているレポートでは、同じ結果が記されていたとしても後者の評価のほうが当然高くなるわけです。

「はじめに」のポイント

与えられた課題だとしても、自らの問題として捉えている姿勢を示そう

課題を提示する

「はじめに」で動機を書いたら、次の見出しは「課題設定」とし、教授から出された課題やAO入試の指定テーマを明示していきましょう。

ここでのポイントは、できるだけ端的に課題を表現することを目指します。

課題を端的に、かつ明確に表現することを心掛けることで、自分自身も課題の目標がはっきりしてきます。

「課題提示」のポイント

与えられた課題を端的に、かつ正確に噛み砕き、取り組む課題内容を示そう

結果の予想をする

「予想」という見出しで、論文書籍やネット情報で調べる前に「自分なりの考え」を述べていきましょう。

 
予想をするかしないかで、評価が変わってくるよ。

 

 

 

いきなり図書館に行って類似論文や参考文献を調べたり、ネットで「○○について」と検索したりするのはNGです。

探し当てた課題の解決策を書くということは、ただ調べたことをコピペしただけのレポートになってしまいます。

当然、課題を指示した側は、そんなことを望んでレポートを貸したわけではありません。

課題テーマによっては、結果予測が困難な類のものもあるかと思いますが、その場合は、こうすれば解決に導けるのではないかという解決手法の案を示すだけでも高評価につながります。

大切なことは、「予想する」という見出しを入れ込むことにより、主体的な視点が加わることなのです。

「予想」のポイント

自ら解決策を予想することで、主体的な取り組み姿勢を示す

課題解決に向けた分析をする

「課題の分析」という見出しを付けて書く部分こそがレポートの主眼になります。

 
実際は、分析から書き始めているレポートが多いんだよ。

 

 

 

いきなりこの分析に取り組む人が多いから、上で紹介した「動機・課題提示・予想」を書いたレポートは注目されるはず。

「分析」では、理系のレポートであれば、実験の内容や数式を用いた証明などを記載していくことになりますし、文系のレポートであれば、実際に調査を行ったり、文献を比較したりすることで課題に対してアプローチをしていくことになります。

ここで重要なことは、どの部分が調べたことで、どの部分が自ら考えた部分なのか、その領分をはっきりとさせることです。

難しい課題が与えられると、まずは調べるという行動が必要になりますが、答えを調べるのではなく、手法を調べるように心掛けましょう。

大切なことは、調べた後自らがどう行動したかです。

この点をこの項目ではっきりと主張するようにしていきましょう。

また、インターネットの情報には間違っている情報も多く含まれていますので、できるだけインターネットに頼らない分析を検討しましょう。

「分析」のポイント

調べたことと行動した(自ら考えた)ことを区別して示そう

まとめと考察で締めくくろう

「まとめ」と「考察」という見出しは、順序が逆になる場合もあります。

  • まとめ→考察
  • 考察→まとめ

 
順番は、レポートの締め方がしっくりくる方を選ぼう。

 

 

 

「考察」を行ううえでの大事なポイントは、分析によって得られた結果を疑うことや与えられている条件を緩和できないかを考えていくことです。

与えられた課題テーマにも寄りますが、こうした観点で考察されているレポートはそれだけで独自性に富んでいると高評価されるはずです。

「考察」のポイント

分析の結果を疑ってみたり、前提条件の緩和を目指したりしよう

「まとめ」の見出しでは、自分自身がここまでの過程で書き上げてきたレポートを要約すればいいだけです。

もし、考察の結果、新しい課題が生まれた場合があれば、この「まとめ」で記載するようにしましょう。

参考文献・引用元

最後に「分析」の項目で利用した書籍・論文や(あまりお勧めしませんが)インターネットのアドレスなど、参考文献や引用元を必ず明示しておきます。

 
以上が、高評価を得る正しいレポートの構成例と書く上でのポイントです。

 

 

 

レポートを書く意味

ここまで読んでくれた方には、なぜレポートを書かなくてはいけないのか、その意味についても伝えておきたいと思います。

なぜレポートが課されるのか、その理由は、大学の「研究」に必要な姿勢を学ぶことにあるといいました。

その大学で行う「研究」の多くは、一人で行うことは少なく、複数名のチームで取り組んでいくことが一般的です。(少ない場合でも、教授と学生の2人)

つまり、自分以外の誰かと共同で研究にするためには、自分の考えたこと、実践したことを細かく記録する必要が生じるわけです。

こうした研究の特徴を踏まえれば、誰が読んでも理解しやすい同じ型で記録を残していく必要があり、レポートでその型や記録の仕方を学ぶ必要性があるわけです。

 
これこそ、レポートを書くことの意味だと思っています。

 

 

 

レポート作成は研究への第一歩

f:id:sekkachipapa:20170410155706p:plain

本日は、高評価を得るために必要な「レポートの正しい書き方」について解説しました。

ここで紹介した6ステップの項目を、注意事項を頭に入れつつ、書き上げていけば必ずや良い評価につながっていくはずです。

ただ、個人的にはレポート作成の目的が、高評価を獲得することになるのではなく、真の学びへの足掛かりになってくれたらと思っています。

おすすめの書籍

書籍「理系のためのレポート・論文完全ナビ」は、大学生の作成したレポートを評価するにあたり、教授から読むように勧められた本です。(私が実際に読んだのは旧版ですが)

目次の立て方、図表の作り方、文献の書き方などなど理系なら絶対に知っておくべきレポートに関するルールが具体例とともに示されており、ぜひ理系(を志す)学生には読み込んでほしい1冊です。

大学生におすすめのノートパソコン

思いっきりサラリーマンブロガーにおすすめって書いていますが、大学生にもおすすめのノートパソコンレビューです。ぜひ参考にしてみてください。

最後まで、お読みいただきありがとうございます。

ここで紹介したレポートの書き方を実践することで、高評価を得るだけではなく、未来を切り開くきっかけになってくれたら嬉しいです。

 

最新レポート

レポート一覧

レポート一覧
TOP画面へ