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公務員から一般企業に転職し、人生を切り開いた方法をシェアします

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公務員、辞めたい。

誰にも言えないこんな思いを僕は抱えながら3年間公務員として働いていました。

日本国民全体の奉仕者という何ともかっこいい響きに惹かれ、大いなる展望を抱きながら公務員を目指したわけですが、結果、たった3年間という非常に短い時間で公務員を辞め、一般企業へと転職しました。

公務員から一般企業に転職したという私の経験がこれを読んでくれている誰かにとって参考になるかは分かりませんが、こんな生き方もあるんだなくらいの例にはなるかもしれないと思い、記事にしてみることにしました。

 

公務員を辞めた理由

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公務員という職業には正直あこがれしかありませんでした。

僕の実家がある地方都市では人口流出が激しい地域だったため、魅力ある街づくり・人づくりをしていきたいという大きな夢を抱き、公務員を志すようになりました。

もちろん、一般的に言われる「公務員=安定した仕事」という魅力も大いにあったわけですが、それ以上に自分は公務員になって困っている人の助けになりたい、地域を活性化させたいという情熱のほうが大きかったように思います。

僕が公務員になったときの採用倍率はたしか10倍を超えていました。 狭き門を勝ち抜くために、学生時代にはそれなりに本気で勉強し、晴れて合格したときは涙が出るほど嬉しかったことを今でも覚えています。

そして、採用後、配属先が決まり、やる気で満ち溢れた新卒1年目がスタートしました。

しかし、理想と熱意とは裏腹に「あれっ…なんか違うぞ。」という違和感を感じるようになるのにそれほどの時間は必要ありませんでした。

上司の存在がキツかった

まず配属してすぐにやる気を削りにきたのが上司の存在でした。

ザ・公務員。

いわゆるテレビドラマなどでよく見るお役人さま気質の方が直属の上司に選ばれましたわけですが、そうした方がいることは想像・想定していたため、落胆度合いとしてはそれほど大きなものではなかったと記憶しています。

こんな生意気なことを言っていますが、今思えばですが、上司にしたら仕事もろくにできない新人のくせに夢ばかり描き、あれこれと仕事を増やそうとする私のような存在はただただめんどくさい新卒であり、その対応としてやる気のない風に接していたのかもしれません。

ですが、当時の私にとって、事なかれ主義という言葉はこの人のためにあるのではないのか、というほど加点を目指すのではなく減点を避ける仕事を目指した仕事ぶりを見せつけられ、不満だけが積もっていく毎日が続きました。

こうした上司のもと、与えられた仕事を減点されない(苦情や物言いがつかない)レベルに仕上げていくという恐ろしく後ろ向きな仕事を淡々とこなす日々に段々と嫌気が指していくのでした。

適材適所ではない人事

公務員の人事は適材適所ではありません。(表向きは適材適所ですが)

年度末に所属長に希望する部署を聞かれ、それをもとに人事課が異動命令が出されるわけですが、希望は勤続年数が多い年配の人やコネクションが優先され、勤続年数の少ない若手は人数合わせに使われるただの駒と化しています。

たまたま自分の希望が通る同期もいましたが、ほとんどの若手は「経験を積め」という言葉を添えられ、大概は全くの専門外の仕事をやらされていくことになります。

どれほど熱意やその分野を学生時代に研究してきているかは全く関係なく、 希望が通るのは、いわゆるコネクションを持っている二世公務員か、よほど突出した学歴や資格を持っている者のみだったように思います。

一方、年配の方々は、出世していく方以外ほぼ同じ仕事をすることになる部署をグルグルと回っており、磨き上げられた専門性を生かし(皮肉たっぷり)、定年までの時間を減点されない仕事で埋めていきます。

こうした人事文化が色濃く存在しているため、新年度になってもリフレッシュ感はほぼありませんでした。

公務員に求められる資質

努力することが無駄ということは決してありません。

それは公務員の世界だってもちろん同じです。

ただ公務員の場合、プロジェクトを成功させようが、成果をどれだけ出そうが、その結果に対して報酬が発生することはありません。

公務員として努力し、成果を上げていくと用意されている報酬は「出世」ただひとつなのです。

とはいえ、公務員は一般企業と違い、自社製品やサービスをどれだけ売ったかという数値評価が難しいため、上司からの勤務評価が出世に直結していきます。

そのため、出世するための努力はどれだけ成果を上げるか以上に、どれだけ上司に好かれるかがとても重要です。

成果を上げたうえで、こうした公務員独特の出世術を身に着け、その術に長けた人が大きく評価される世界だと感じました。

「郷にいては郷に従え」を胸に盲目的に突き進むことができれば、もしかしたらその先には幸せがあったのかもしれませんが、僕は薄目を開いてしまい、その流れに乗ることができませんでした。

隣の芝は青く見えてしまうんです

今思えば、こうした不満は公務員だけではなく、どんな職業に就いたとしても起こりうる状況だと分かるようになりました。

ですが、当時は仕事を頑張ろうが頑張るまいが基本一律に給与が上がっていく評価方法より、自分の力をもっと試すことができ、頑張りが評価される(こんな会社はなかなかない)そんな一般企業で働いてみたいという思いが募っていきました。

公務員から一般企業へ転職した流れ

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公務員として3年目を迎え、良くも悪くも公務員の仕事に慣れてきたころ、学生時代から付き合いがあった友人と飲んだ時のことでした。

その友人が人事系の仕事をしていたのですが、その友人に仕事の愚痴を言ったところ、転職を考えてみたらどうかと薦められたことがきっかけでした。

友人によると、公務員の転職市場価値は非常に高いということでした。

特に、昨今の公務員人気もあり、20代・30代の公務員の方は狭き門を勝ち抜いたことから「公務員試験に合格=それなりの素養がある」と判断してくれるそうです。

友人曰く、決して世間で言われるような「公務員はつぶしが効かない」「公務員からの転職は難しい」ということはない時代になっているということでした。

とはいえ、飲みの席ですし、関係は友人同士。話半分でその場のアドバイスは受け流していましたが、物は試しにという思いと、転職できるのであればしてみたいという好奇心から友人に転職案件を探してもらうことにしました。

転職エージェントと話してみた

一般的な転職方法としては、転職サイト(リクナビマイナビが有名)に登録し、自分に合った求人を探すことから始めるかと思います。

こうした転職サイトの強みは何といってもその手軽さにあるかと思います。

無料で登録ができ、今現在どういった職種の求人があるのかなど簡単に把握することが可能です。

しかし、学生時代公務員採用試験に合格することを考え、ほとんど就活を行ってこなかった僕にとってこうした転職サイトはあまり役に立ちませんでした。

自分がどういった仕事がしたいのか、世の中にはどんな企業があるのかなど転職への展望や知識がはっきりとしていない状態だった僕に友人はとあるキャリアコンサルタントの方を紹介してくれました。

僕が紹介された方は、リクルートキャリアを退職し、個人でフリーキャリアカウンセラーをされている方でしたが、この方との出会いが大きな転換点になりました。

この方とは様々なことを話したわけですが、最終的には僕の大学院時代の研究を聞き、その研究を生かすことができる職場への転職を提案してくれ、いくつかの企業を紹介してくれました。

結果、このとき紹介された企業で今現在僕は働いています。

このあたりの転職への流れについては長くなってしまうため、また別記事で詳細を書いていくことにします。

公務員から一般企業へ転職してどうなったか

まず皆さんが一番気になるであろうお金の話をすると、今現在僕の会社からの収入は公務員として働いていた場合とほぼ同じくらいなのでは思っています。

しかし、今の会社は公務員と違って副業ができるため、会社以外の収入もあり、それがきっかけで大学院に通うようになりました。

今の会社では1年目からプロジェクトを任されるなど、公務員時代と違い、やりたいことができている感はある一方で、仕事にかかわる時間は大きな負担にはなっています。

総じて、この転職で感じた個人的な見解をまとめてみると、公務員とは大きく違う気質が一般企業にはあると感じました。

それは「自分を成長させる」という意識です。

一般企業は公務員と違って安定はしていません。公務員は給料が減ることはまず有り得ませんが、一般企業では日常茶飯事です。もっといえばリストラだってあります。

そうした状況だからこそ、自分を成長させなければ生きていけないという思いを非常に強く持つようになりました。

先を見る意識や情報のアンテナの高さは公務員のそれとは全く異なります。 私自身、弱肉強食、能力主義という言葉に正直ビビっていたところがあったのですが、むしろ個人でやれることの限界をよく認識していて一緒に成長していこうという仲間意識が強くあります。

こうした雰囲気や気質が私にはあっていたこともありますが、公務員から一般企業へ転職して本当によかったと感じています。

転職エージェントと一度話してみよう

私のように

  • 今の仕事にやる気を見いだせない
  • 自分の努力が報酬につながる仕事をしたい
  • 自分の転職市場価値を知ってみたい

こうした思いが少しでもある方は、転職エージェントの方と話をしてみることを強くお勧めします。

私のように個人キャリアコンサルの方を探してみるのもありですし、マイナビエージェントなどの大手のエージェントを頼ってみるのもありだと思います。

大手の転職エージェントであれば、求人情報がとにかく豊富なことが大きなメリットですし、専任のキャリアコンサルタントと話をすることで初めて気付く自分の価値があるかもしれません。 

公務員を辞めるのはもったいないのか

「公務員を辞めたい」こうした思いを親や友人に伝えると、100%「もったいない」という言葉が返ってくるかと思います。僕も転職に際して、妻や両親、友人に散々「もったいない」と公務員を辞めることを止められました。

しかし、公務員がもったいないという根拠を聞いてみると、「安定しているから」という理由が返ってきます。

では、本当に公務員は安定している職業なのでしょうか。

これからの日本の未来を考えると、東京都などの大都市圏以外の人口はドンドンと減っていく時代です。 こうした時代にあって、公務員の給与は不安定な時代を迎えていくのではないでしょうか。

さらに、世間では副業解禁の流れが一層色濃くなっていますが、公務員は国家公務員法103条と地方公務員法38条がある限り、副業解禁になることはまず有り得ませんし、投資についても一定規模を超えると注意を受け、勤務中にやってしまえば即懲戒処分の対象となります。

一方で、すでに世界はインターネットサービスなしでは回らない世界になっており、個人でも努力次第で事業を立ち上げることができる時代にもなっています。

私が今持つ知識や努力のあり方は、公務員として過ごしている限り身に付けることは困難だったものだと感じています。

これからの日本の将来を考えると、副業も投資もSNSさえも制限されてしまう公務員という職業は本当に安定していると言えるのでしょうか。

転職のある人生も悪くはない

いかがだったでしょうか。

かなりざっくりではありますが、僕自身が公務員を辞めた理由と転職にあたって行った活動をまとめてみました。

公務員を辞め、今の会社に勤めてまもなく10年を迎えようとしています。

転職をしている友人を見ていると、転職後も会社への不満を抱え、転職を繰り返していく人も多くいるため、そういった状況を見ていると、自分自身の転職は一応成功だったと分析しています。

そう思えるのも、友人とキャリアコンサルタントのおかげだと常々感謝しています。

もし公務員を続けていたら…

公務員を辞めた直後はそう考えることが多々あったのですが、今現在そうした「たられば」を考えなくなるほど、今の生活に満足しています。

初めにも言いましたが、公務員から一般企業に転職したという私の経験がこれを読んでくれている誰かにとって参考になるかはまったく分かりませんが、薄れゆく記憶を整理しながら記事を書いてみました。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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