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床暖房導入で後悔する人が続出!?床暖房10個のデメリットを徹底レポート

床暖房デメリット

新居を建てたり、リフォームを行ったりする際、リビングやダイニングに床暖房を導入しようと考える方は近年増加しています。

一方で、あこがれの設備である床暖房を導入したことが原因となり、その後の新生活がトラブルに見舞われたり、想定以上の維持費用に頭を悩ませたりするなど床暖房の導入を後悔する事例も増えています。

そこで、ここでは床暖房を検討されている方に知ってほしい「床暖房の真実」をお伝えできればと思います。

床暖房は決して安い買い物ではありませんので、しっかりとデメリットを知った上で導入されることを強くお勧めする設備です。

床暖房に関する情報をまるっと詰め込み、メーカーの説明だけでは見えてこない部分にスポットを充てていきますので、どうぞ最後までお付き合いください。

 

床暖房に憧れ、一条工務店へ

床暖房に興味がある方なら、一条工務店というハウスメーカーをご存知の方も多いのではないでしょうか。

一条工務店というハウスメーカーでは、全館床暖房がなんと標準装備であり、寒い冬をぬくぬくと過ごせる快適生活を売りにシェアを全国に拡大しています。

この床暖房の記事を書いている筆者自身、そんな全館床暖房のマイホームに憧れ、一条工務店と仮契約までした経験があります。

しかし、床暖房について業者の方々に話を聞いていく中で、様々なデメリットがあることを知り、結局は別のハウスメーカーで家を建てることにしました。

とはいえ、全館床暖房についてはあきらめたものの、床暖房のぬくぬく生活に憧れが強く、最終的にはリビングとダイニングにのみ床暖房を設置しました。

床暖房があることで、冬場はぬくぬく快適生活に恩恵を存分に感じる一方で、やはり当初に懸念していた床暖房のデメリットも気になっています。

そこで本日は。床暖房に潜むデメリットに着目し、知らないまま導入してしまうと後悔するであろうポイントを徹底解説していきます。

これから家作りをされる方が、床暖房を導入して後悔しないためにも、ひとつひとつしっかり解説を加えていきますので、デメリットをしっかり把握した上で、今後の生活に本当に必要な設備なのか検討する材料に当レポートを役立てていただけたら幸いです。

床暖房10個のデメリット

まずは、床暖房の設置で後悔する10個のデメリットをざっと紹介します。

お金に関する5つのデメリット
✔ 初期費用が高い
✔ 電気代が高い
✔ メンテナンス費用が高い
✔ 故障時の修理費用が高い
✔ 10年過ぎると使用度が激減
人体へ与える5つのデメリット
✔ 単独でのコスパが低い
✔ カーペット選びが困難になる
✔ 赤ちゃんが火傷・汗疹になる
✔ カビが発生しやすい
✔ のぼせてしまう


いかがでしょうか。

「やっぱりな!」というものから、「これ本当なの?」というものまであるかと思います。床暖房を導入して後悔するポイントは、個人差の範囲で許容できるものも含まれていますので、最後までレポートを読んで、判断していただければと思います。

それでは、ひとつひとつの項目を詳細に説明していきます。

床暖房で後悔しているデメリット(費用編)

床暖房費用デメリット

設置費用が高い

わが家がリビング&ダイニングの床暖房設置に支払った費用は605,000円でした。

家作り当初はキッチンまで床暖房を敷きつけるつもりでしたが、資金的にあきらめることになりました。

しかし、今となってはキッチンに入れなくて良かったと思っています。(ちなみに、キッチンまで床暖房を敷き詰めた場合の費用は700,000円でした)

わが家のリビング+ダイニング+キッチンは一部屋となっており、その広さは合計20畳です。

つまり、1畳を暖めるために約35,000円の設備投資が必要になります。(あくまでざっくりです)当然、部屋の大きさに比例して、費用は高額になっていきます。

この金額は決して安いものではありませんし、むしろ他の暖房器具と比べると高いと言わざるをえません。

冬場の電気代が高い

床暖房の電気代は果たしてどの程度なのでしょうか。

全館床暖房が売りの一条工務店にお住いのさすけさんのブログ(一条工務店i-smartで建てるスマートハウス)では、床暖房に掛かる電気代を非常に詳しくまとめてられます。

さすけさんの記事によると、床暖房単独の電気代は地域差が大きいものの冬場の外気温が3℃程度の地域では月1万円程度掛かることが分かります。

ここで、注意してほしいことは、このデータが観測された一条工務店は

  • トップクラスの高気密高断熱性能
  • 全館床暖房で家全体を暖めている

という2点を考慮する必要があります。

ただ、一条工務店のように日本トップレベルの高気密高断熱性能を持ち合わせていたとしても、電気代を気にしながら床暖房を使用しているということは事実のようです。

つまり、一般的な住宅であれば、例え全館床暖房ではないにしても、床暖房のみで一部の部屋を暖めるには、かなりの電気代上昇を覚悟する必要があるわけです。

床暖房で快適な暮らしを手に入れるには、それ相応のランニングコストが掛かるということは肝に銘じておくべきですなのです。

メンテナンス費用が高い

床暖房のメンテナンス費用がどれくらいお金が必要なのでしょう。

調べてみると、床暖房には不凍液と呼ばれる液体が使用されており(床暖房のタイプによりますが)、この不凍液の交換目安は10年程度のようです。

不凍液の交換には交換作業代金を含めわが家程度の規模の床暖房では、大体3万円~5万円だそうです。もちろん、必ず交換しなければいけないというものではありませんが、床暖房の性能を維持するにメンテナンスは必須条件です。

床暖房の規模や劣化状況によってまちまちではありますが、10年で5万円程度のメンテナンス費用が掛かると想定しておいた方がいいと思われます。

故障時の修理費用が高い

床暖房は比較的故障しにくい設備であるといわれています。床下にあるため、大きな衝撃を受けにくいことが壊れにくい所以かもしれません。しかし、一度故障してしまうと修理には多額の費用が必要となります。

その額は少なく見積もっても30万円以上、規模・故障状況によっては100万円を超えることもあるそうです。

そして、床暖房が故障する原因の多くは、設置時のトラブルにあると言われています。きちんと設置された床暖房は、めったなことで10年以内に故障することはありませんので、設置業者は信頼できる業者を選定したいものです。

さらに、こうした故障による高額修理費用を防止するためには、定期的な点検が必要になります。

ちなみに、1回の点検は5,000円程度掛かかるようです。冬場の使用を見据えて夏終わり~秋口あたりで1年に1回はチェックしておくといいかもしれません。

以上の4つが、床暖房を設置したことで発生する費用面のデメリットになります。

こうした費用面の負担感から、床暖房を設置したことを後悔している人が多くいるようですが、その根拠を次のアンケート結果から読み取ることができます。

床暖房は10年過ぎると使わなくなる

sumaiLABが870名に実施した「冬の暖房についてのアンケート」結果を見ると、床暖房を持っている方でも、10年を過ぎると途端に床暖房を使用している人の割合が減っていることがわかります。

設置年数
使っている
使っていない
2年以下
80.2%
19.8%
3~5年
74.4%
25.6%
6~10年
77.9%
22.1%
11~20年
67.1%
32.9%
21~30年
32.1%
67.9%
31年以上
43.9%
56.1%

この調査結果でも分かるように、10年を過ぎると、3家族に1家族は床暖房を使わない生活を送るようになっていることが見て取れます。

これは床暖房のメンテナンス費用や修理費用が10年を過ぎると大きな負担となって伸し掛かってくることと関係があるのではないかと思われます。

こうした費用面における現実を直視したうえで、床暖房設置に踏み切りたいものです。

続いて、床暖房が人体に与える悪影響について、どのようなデメリットがあるか紹介していきます。

 

床暖房で後悔しているデメリット(人体編)

積水ハウス床暖房

床暖房単独のコスパが低い

床暖房には、部屋をすぐに温まめることができないという特徴があります。

この床暖房がすぐには温まらないということは、研究でも明らかになっています。

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株式会社ポラス暮し科学研究所が発表した「暖房機器の違いが全身温冷感へ与える影響に関する実験的研究」によると、外気温6℃のとき設定温度22℃に達するまでの時間を計測したところ、エアコンやストーブに比べ、床暖房は部屋を暖めるスピードが圧倒的に遅いことが分かります。

この研究結果からも分かるように、床暖房単独で部屋の温度を調節することは大変難しいため、エアコンやストーブなど別の即効性のある暖房器具と一緒に使用していく必要があります。

こうした複数の暖房器具を使うことで、乾燥しにくいと言われる床暖房のメリットも薄まり、むしろ部屋の乾燥は加速してしまいます。

乾燥はウィルスの増殖にもつながるため、冬場の湿度調節は必須となり、リビングなど広い部屋をしっかり加湿してくれる加湿器を購入する必要性もでてきます。

床暖房と相性が良い加湿器を別記事で紹介していますので、こちらも参考にしてみてください。

www.sekkachi.com

床暖房の電気代は、エアコンに比べて高いことは前述しました。

電気代を気にせず、24時間付けっぱなしで生活することができれば、床暖房単独での暖房設備で事足りますが、そうした使い方ができないのであれば、エアコンやストーブ、加湿器など、床暖房の欠点を補う商品が必要になってしまうというわけです。

床暖房の温かさは「のぼせる」

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出典:暖房機器の違いが全身温冷感へ与える影響に関する実験的研究

こちらの画像は、先ほども紹介した研究の結果です。

画像を見てもらえば一目瞭然ですが、床暖房の部屋を暖めるパワーは他の暖房器具に比べ圧倒的です。

床暖房を使用することで、下半身を中心に身体全身を温めてくれます。これこそ床暖房最大のメリットなります。

しかし、同研究によると被験者の申告で「のぼせた感がある」という結果につながっています。

この原因については

全身が暖かいと感じ、血管拡張といった放熱局面に整理反応が移行してもなお足裏では吸熱、手や顔の放熱機構のみでは十分な熱放量が確保できない

と分析しています。

これは簡単に言うと床暖房は温度調節が難しい設備であるということを指摘していることになります。

確かに、我が家で床暖房を使っていても、部屋の温度調節は非常に難しいです。

エアコンは良くも悪くも、スイッチを切ったり、設定温度を変更したりすれば、すぐに体感温度も変化しますが、床暖房の場合、なかなか体感温度が下がる(上がる)ことは無く、その間にのぼせてしまうような暑さを感じることもあります。

これは床暖房のメリットでもあり、デメリットでもあるわけです。

床暖房対応カーペットを探すのが大変

わが家にはとても活発な2人の子供がいるのですが、小さい子供は、よく汚し、よく騒ぎます。

小さい子供がいる家庭にとって、リビングの汚れ防止や衝撃吸収など考えると、リビングにカーペットは必須アイテムと言えます。

しかし、こうした子どもの衝撃対策を兼ね備えつつ、床暖房の効率も維持できるカーペットが意外と少ないのです。

床暖房の効率を考えると、厚手の生地は熱が伝わりにくく向いていません。一方で、薄手の生地では子ども達の衝撃を受け止めきれず、ドスドスとかなりの音が響き渡ってしまいます。

床暖房対応カーペットも多く出回っていますが、こうした子育て期の悩みを解消しつつ、床暖房にも対応しているカーペットにはなかなか出会うことができませんし、あったとしても、高額な商品になってしまうのです。

床暖房と相性がいい、おすすめのカーペットは本当に数少ないので、ピックアップした次の記事を参考にしてみてください。

www.sekkachi.com

赤ちゃんにとっては危険な設備

これは床暖房に限らず、ヒーターなどにも言えることですが、赤ちゃんがやけどをしないように注意する必要があります。

一般的に、ヒーターは危険であるという認識はあれど、床暖房が危険であるという認識はあまりありません。

しかし、赤ちゃんがいる家庭においては、危険が潜んでいることを認識すべきなのです。それでは、床暖房の危険性について説明します。

まず、赤ちゃんは寝ていても起きていても身体が床の近くに密着しています。当然、直接床に寝かせることはありませんが、気が付いたら移動していることだってあり得ます。

また、エアコンやヒーターによる体感温度は大人も赤ちゃんもほぼ同じであるのに対し、床暖房は床に近い位置で過ごす赤ちゃんの方が暑くなっているのです。

こうしたことから、大人はあまり暑いと感じていない場合であっても、実は床付近は温まっており、親が気付いた時には低温やけどや冬場の汗疹などになってしまっているわけです。

以上の理由から、赤ちゃんがいる家庭での床暖房の使用はくれぐれも注意する必要があるのです。

床下・布団にカビが生える

床暖房で部屋を暖めることで、外気温との温度差が生じます。

こうした状況で、床裏にしっかりとした断熱処理が施されていない場合、結露による家自体へのダメージは非常に深刻です。

リフォームの場合は、床暖房設置と断熱処理はセットで考えなければ、カビの発生により、身体・家自体にダメージを与えることになってしまいます。

特に、床下のカビは家自体に与えるダメージが大きいと言われています。リフォーム会社は、床下点検を無料で行っているケースがありますが、点検を無料で行う理由を考えてみてください。

それは、床下にカビが生えている住宅があり、その修理をすることで代金回収ができるからではないでしょうか。

床暖房による床下のカビ発生問題は、決して少ないものではないようです。設置時にしっかりとした対策を講じつつ、定期的な点検は行っていきましょう。

床下エアコンという選択肢も

最後に、床暖房に代わる断熱設備として注目を集める「床下エアコン」という設備についても簡単にご紹介します。

近年、家作りの現場では、技術革新により数年前に比べ、断熱技術が格段に向上しつつあります。

その技術のひとつに「基礎断熱」という断熱技術があるのですが、この基礎断熱の普及とともに注目を集めているのが「床下エアコン」という発想の暖冷房設備です。

基礎断熱の技術を取り入れた住宅では、床下の空間を部屋と捉え、エアコンの暖気を送ることで、1階床面を暖めていきます。同時に、床面に設ける空気口から各部屋へ暖気を送ることで緩やかな対流を作り出し、家全体を暖房する方法が床下エアコンの簡単な構造です。

とにかく金食い虫である床暖房に比べ、この床下エアコンはとにかくローコストです。

例えば、延べ面積40坪程度の住宅であれば、温暖地は3kW、寒冷地は5kWのエアコン1台で全館の暖房を賄えると言われています。

5kWのエアコンであれば、最新モデルであっても取り付け費用込みで10万円程度となっています。 

床暖房での初期設置費用を考えれば、この初期投資費用は大変魅力的です。もちろん、基礎断熱というシステム作りには費用が掛かりますが…

ランニングコストもすばらしく、雪が積もる地域でも電気料金が冬のピークは約1万円、よほど熱い夏でも約6000円と想定されています。

ここまでの説明でも分かるように、床暖房は冬限定の設備であるのに対し、床下エアコンは夏場でも使用できます。

とはいえ、冷気は上昇しないため、現時点では2階以上の部屋へ冷房用に別のエアコンを設置する必要があるそうです。

これから家を建てる方限定の情報ではありますが、大変魅力的な設備となっています。

床暖房の導入で後悔しないポイント

ここでは床暖房のデメリットばかりに目を向けてきましたが、改めて床暖房を3年間使ってみた感想を述べるのならば「快適」の一言です。

特に、寒い冬の休日はリビングで一日中ゴロゴロしていたくなり、どれだけ優れたエアコンでも味わうことができない足元からのぽかぽか感があります。

伝えたいことは、床暖房に限った話ではありませんが、どのような設備にもメリットがあれば、デメリットもあるということです。

大切なのは、しっかりとデメリットにも目を向けたうえで、そのデメリットを想定して家を建てたり、リフォームを行うことではないでしょうか。

ということで、今回のレポートで一番伝えたい「床暖房の設置で後悔しないためのポイント」を最後に強調させていただきます。

 ✅ 床暖房で後悔しないために…
  • 床暖房では電気代などのランニングコスト含め、メンテナンス費用や修理費用がいくらくらい発生するのかをしっかり把握すべし
  • デメリットを解消する手立てを含め、費用に見合う(費用以上の)メリットが床暖房にあるのかを家族で話し合うべし


床暖房を設置するにしろ、しないにしろ、ここで取り上げた10個のデメリットが判断の際、お役に立てれれば幸いです。

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