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5分でわかる!センター試験廃止で大学入試はどう変わるのか

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来年度から高校に中学3年生からは、センター試験が廃止されます。

今から3年後の2020年、センター試験が廃止され「大学入学共通テスト(仮称)」が実施されることが話題になっています。

これは安倍政権が肝いりで進めた高大接続改革の一環で行われる大学入試改革なのですが、大学進学を考えている現中3生以下のみなさん、保護者の方はセンター試験から大学入学共通テスト(以下、共通テスト)になることで、試験がどのように変わり、どのような対策をしておくべきなのかをご存知でしょうか。

ここでは、激変する大学入試改革のポイントを分かりやすく解説し、私が実際に大学教授と話をする中で感じた対応策と問題点について紹介していきます。

共通テストで変わる3つのこと

ここでは共通テストになって変わる3つのポイントを紹介していきます。

どのポイントも非常に重要かつ大幅な変更ですので、しっかりと確認してください。

英語のテストが大きく変わる

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センター試験が廃止され、共通テストになることで一番大きく変わるポイントが「英語のテスト」です。

英語を実用的に使いこなしていくためには、4技能と呼ばれる以下の力が必要となります。

  1. 英語を読む力(リーディング)
  2. 英語を聞く力(リスニング)
  3. 英語を書く力(ライティング)
  4. 英語を話す力(スピーキング)

この4技能のうち、センター試験で点数化されている力は「読む力(リーディング)」と「聞く力(リスニング)」の2技能のみです。

なぜこの2技能に限定してセンター試験が行われているのかというと、この2技能は点数化がしやすいからということになります。

回答がマークシートである必要があるセンター試験では、選択式にした回答が求められます。結果、この2技能に絞り、英語力を点数化してきたわけです。

しかし、この2技能に絞ったテストによって、英語を話せない・書けないのが日本人の英語力と言われ、実用英語に結びついていないという批判が多く存在してきました。

この批判を受け止める形で、2020年度からは4技能をすべて点数化していく入試を課すことが決定しています。

しかし、この英語4技能のテスト化には非常に大きな問題が立ちはだかることになります。それは、英語を書く力と話す力を点数化するためには、マークシートでの回答が困難という問題です。

「55万人もの受験生の話す技術を誰が、どうやって短期間に判断できるのか」という問題は、文部科学省大学入試改革チームの大きな課題となっていたようです。

最終的に、同チームが出した答えは、英語4技能のすべてをチェックすることができる民間業者が実施している検定を利用するというものした。

現在、民間業者が実施している英語の4技能をチェックできる各種検定は

  • 実用英語技能検定
  • TOEIC
  • TOEFL
  • GTEC

などがあります。

つまり、2020年度の大学入試からは、こうした民間が実施している検定とマークシートテストの共通テストの両方を受験することが現中3生以下のみなさんには求められていくわけです。(2017年7月10日文部科学省が発表)

ポイント①

✓ 英語ではマークシート方式に加え、各種検定を受検していく必要がある

最終的には、民間業者への完全移行が行われていくようで、共通テストから「英語」という科目が無くなると言われています。今後の動向にも要注意ですね。

 

国語・数学で記述式問題が導入

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次の大きな変更ポイントは、「国語」・「数学Ⅰ」・「数学ⅠA」において、センター試験で行われているマークシート方式に加え、自分の考えを文章にしたり、答えに至るまでの途中過程を数式で記録していく記述式問題が課されることです。

記述式の導入により、どのようなことが求められるようになるのでしょうか。

マークシートでは、答えさえあっていれば過程が間違っていたとしても正解になります。一方、記述式では言葉や数式を使って論理的に説明する力が求められるようになり、ただ知識をインプットするだけではダメで、アウトプット力が重視されることになります。

ポイント②

✓ 国語・数学では、論理的な記述力が必要になる

2020年の時点では、国語と数学のみの実施ですが、その後は理科や社会での導入も検討が進んでいます。

複数教科の知識が問われる

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これは2020年の共通テストでは見送られたのですが、AO入試などの試験では既に実施されているテストになっており、共通テストでも近い将来実現されるポイントになります。

複数教科の知識をつないでいく問題ということで、英語で書かれた日本史を解いたり、理科の図表などから数学につながる知識を問われたりすることになります。

これは様々な教科間の知識をつなげていくことで生きた知識を身に着けていくことを狙いとしています。

つまり、今後高校生には、ある教科に特化した知識だけでは不十分で、その教科に隣接した教科の知識も求められ、教科を横断した俯瞰的な学問感覚が必要になってくるわけです。

ポイント③

✓ 教科を超えて知識を結び付けていく力が必要になる

 2020年の共通テストでの実施はないものの、各大学での個別入試ではすでに導入されているところもあります。苦手だからと言って、苦手教科を捨ててしまうようなことは今後致命傷になるかもしれませんね。

センター試験廃止は大きなチャンス

大学入試に限ったことではありませんが、物事が大きく変わるときは、正しい情報をより多く集め、対応策をしっかり練っておくことで、大きなチャンスに転じることは世の常です。

センター試験から共通テストになることで、何がどのように変わるのかを押さえておくことで、現中3生以下のみなさん・保護者の方には、来たる数年後の大学入試に向け、必要な対策を施していくことが求めらます。

ここで紹介した大学入試の変革ポイント3つをもとに、

  • 各種検定を受けてみる
  • 「答えが合っていればいい」という考えを変える
  • 苦手科目を捨てない

といった具体的な行動をすることで、2020年時点では思いがけない大学への切符が手に入るかもしれません。

大学入試については、こんな記事も書いています。

こちらの記事は現受験生に向けた内容になっていますが、現状の大学入試分析も大事なことですので、ぜひ読んで見てください。

当ブログでは、今後もこうした大学入試に関する情報を発信していきますので、興味があれば読者登等して頂けると嬉しいです。

 

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